たくさん悩んで新昭和

ウィザースホームで新築(2013年12月完成)しました。家づくりのことたくさん書いてます。

新昭和(ウィザースホーム)

君津市を本拠にしている2×4メーカーです。他社にない魅力は商品企画が明確だったこと。「2×4、外壁総タイル、瓦屋根、ウレタン吹付断熱、太陽光」これがセットで安かったことですね。このセットをバラで計算していくとトータル的に安いことが分かります。そもそも総タイルが標準仕様というのは他にないです。

ずっと在来工法をメインに考えていたので、それぞれのHMの構造をたくさん比較しました。J-WOOD工法やAPS工法等の金物工法や、耐力壁や耐震ダンパー等、在来工法といっても千差万別ですね。色々見すぎて行き詰っているときに2×4工法を知りました。

2×4の良さはシンプルなところ。
耐震性や気密性がより簡単に作られて、金物工法よりも歴史があります。考え出したら早かったですね。2×4メインで再検討して結局新昭和さんと契約しました。2×4メーカーはどこも良かったのでギリギリの選択でしたが、最大の決めては外壁タイルに好みのデザインがあったことと、内装で好みの床と建具があったこと。それと営業さんの応対がダントツに良かったです。

 

タイルデザインがオリジナル品
君津のモデルルームでスクエアタイル(正方形タイル)を見てから一目ぼれでしたね。同じデザインをイナックスとかで探しましたが見つかりませんでした。新昭和は「総タイルを安く」というイメージでしたが、実はデザインも良好だったりします。他のHMで外壁タイルを売りにしてるところは、ほとんどが市販品ですね。これは好みの問題かもしれませんが、うちはたまたま新昭和オリジナルタイルに惚れた感じです。

 実際もカッコよく施工されました → 足場外れて涙目 - たくさん悩んで新昭和

 こちらもどうぞ → 外壁総タイルと瓦屋根で本当に良かった - たくさん悩んで新昭和

 


他社にないオリジナル建具
新昭和には「MONOプレイス」というオリジナル建具があります。安い&デザイン良好なのでこれは侮れないです。床色ひとつ取っても他にないものばかりです。さらに建具の色も同色に出来たりします。このメリットは例えば床の色とTVボードの色ををそろえたりすることが出来ます。これはちょっと地味ですが、実際見たときはイチコロでしたね。どの家具屋に行っても同色はないというか、本来床とボードは別々の色というのが当然と思っているので初めて見たときはカルチャーショックでした。なんという一体感だ!みたいな。これは新昭和でしか出来ないと思います。

 実際こんな感じです → 作り付けTVボードにして良かった - たくさん悩んで新昭和

 

2×6へのグレードUPが比較的安い
たぶん1坪1万円ちょっとぐらいだと思います。2×4から2×6への最大のメリットは壁の厚みで、9cm→14cmもふくらみます。耐震性を上げつつ断熱性も飛躍的にUPさせることが出来ますね。例えば在来工法で耐震性と断熱性を飛躍的にUPさせるオプションがあったとしても、それを30万円で叶えることは出来ないと思います。

 

断熱材はまぁまぁ
新昭和の断熱材はエアロフォームという名前ですが正式名称は「フォームライトSL」というものです。一般的に使われる発泡ウレタン断熱は主に3種類あって、アイシネン、フォームライトSL、アクアフォームになります。理想はアイシネンです。アイシネンは密度も高くやわらかいのでヒビや伸縮の心配も少ないですが、いかんせん高価です。一般的にはアクアフォームが一番多く使われているみたいですが、どうやら固いようです。フォームライトSLはやわらかいですが、密度はアイシネンと比べると低いようです。「安くてそこそこの断熱」とすれば、フォームライトSLはベストな選択かと思います。密度の低さは2×6でカバーするとします。

2×4でも充分かも → 断熱性を高めても電気代は安くならない - たくさん悩んで新昭和



デザイン良好
他社と比べても一目瞭然でオシャレ&カッコいいです。提案力は抜群でしたね。これは営業さんのセンスもあるかもしれませんが・・他社より「住んでみたい」と思わせる提案をいくつもされました。

 

太陽光が激安
韓国製になりますが激安です。お金はないけど5kwの太陽光を乗せたいという、このワガママはどこかで妥協しないと達成出来ないというか、国産だったら予算的に3kwぐらいまでが限度ですね。初期投資が低くたくさん乗せられたのでたぶん8~9年で元が取れると思います。韓国のハンファは嫌いですが、元は(買収される前は)世界最大を誇ったドイツのQセルズ社です。太陽光に付いてる名前を消して「うちのはQセルズ」と思い込むことでカバーするとしますw

 実際こうなりました → 太陽光は間違いなかった - たくさん悩んで新昭和



明瞭会計
多くのHMの場合は本体価格+付帯工事費用で提案されました。実はこれ以外に登記費用や火災保険料など、HM以外に支払う諸経費がないと家は建ちません。およそ100万円ぐらいかかるんですが、新昭和は最初からこの全てが入った金額で提案してきました。一見安そうな他のHMでもこの諸経費を加えないところも多かったので、信頼性が高まるというか、「ここなら安心出来そう」と思いましたね。あと、これは個人的に不安なことでもあったんですが、契約後の追加費用です。ちょっとした変更や追加してしまうと大幅に請求されるのでは?という不安は必要ありませんでした。追加費用も妥当で不当に高いこともありませんでしたね。イメージしてたより安すぎて色んなものを追加購入したぐらいです。



新昭和は「そこそこの品質をそこそこの価格帯で」というHMです。さらに安いローコスト住宅はたくさんありますが、ベースがローコストでも耐震性や断熱性を高めたり、外壁タイルや太陽光を入れていくと新昭和価格を超えてしまいますね。新昭和より高いHMはどれもCMたくさんやってるメジャー級になります。価格の中にかなりの宣伝費が入ってくるので、価格以上の品質があるように思えないです。

庶民が頑張って家建てるには新昭和はちょうどいいHMだと思います。