たくさん悩んで新昭和

ウィザースホームで新築(2013年12月完成)しました。家づくりのことたくさん書いてます。

後悔しないHM選び(自分たちの要望を固めよう!)

HM回りする前とした後では情報量に雲泥の差が生じます。なのでHM回りしてから要望を固めたほうが現実的ですね。何も分からない頃は太陽光や豪華設備とかキラキラしたものに目が行きやすいんですが、情報量が入ってくると躯体に目が向きます。今考えるなら耐震金物(ドリフトピン工法)、耐震ダンパーもしくは耐震パネル、現場発泡ウレタン吹付断熱は検討することをオススメしたいですね。「耐震性」と「断熱性」をクリアしてから設備や太陽光とかでしょうか。

ドリフトピン工法
柱の断面欠損が少なくこれだけでも頑丈な躯体になります。ローコストHMの躯体は従来型の金物固定だったりするので、せめてドリフトピン工法(色んな名称がある)のHMを選びたいですね。

耐震ダンパー
耐震(制震)ダンパーは「高減衰ゴム系」がオススメです。長年ビルや橋脚で使われてきたので信頼性が高いです。「オイルダンパー系」は個人的にオートバイのサスペンションを何度もO/Hしてるので、耐久性に疑問が残るというか好きになれないですね。

耐震パネル
耐震パネルは素材にもよるんですが、実は壁がないほうが家が長持ちしそうに思います。広島建設のように「ドリフトピン+制震ダンパーミライエ+パネルなし」という躯体は家にやさしい構造だと思います。パネルは貼ったほうが頑丈だけど、広島のように貼らないで済む方法があればそっちのほうがベストですね。
ちなみに耐震ダンパーもしくは耐震パネルはどちらか一方だけでOKというか、どちらか入っていれば躯体の揺れは抑えられると思います。

断熱
ローコストHMの断熱材はグラスウール等の繊維系だったりするので、ここは頑張って現場発泡ウレタンへ昇格させたほうがいいです。断熱性に加えて気密性UPという大きなオマケ付きなので快適度が全然違ってくると思います。あと窓ですね。今は標準仕様のほとんどがLow-E複層ガラスだと思いますが、万が一オプション扱いなら何としても昇格させたほうが後悔しないというか、それほど高くないので絶対入れたほうがいいです。

 ツーバイフォー
上記の4つは「在来工法だったら」という条件なんですが、ツーバイ工法なら何も追加することなく耐震+高気密高断熱が手に入ります。ただしベースとなる価格が在来工法に比べて高いです。ツーバイで安く抑えたい場合はツーバイ専門の工務店がオススメです。

 

理想的には順番は「躯体」→「断熱」→「設備」だろうと思います。
予算的にゆとりがない場合は太陽光はおススメしないですね。