たくさん悩んで新昭和

ウィザースホームで新築(2013年12月完成)しました。家づくりのことたくさん書いてます。

家計簿と良心

そろそろ「セツヤクエスト」ネタを終わりにしないと家が建たなくなるというか、家ブログに戻したいのにキーボードを叩く手が止まらないです(涙)

最も強く言いたいことは「家計簿はとても大切だよ!」ということなんですが、ちばっしーの唱える節約方法は「記録して身体の中に取り込むこと、あとは自分自身の良心に従がって行動する」という部分まで入ってきます。記録すれば即節約に結びつくかというと少し違っていて、良心がないと節約出来ないところがミソです。「最低モード」の章では自制心が働くと書いている部分ですね。

 

家計簿が向いている人、向かない人

この良心というのは誰にでもあるものですが、いつでも顔を出してくれるものじゃないです。どちらかというとちばっしーの心はくすんでいるので、たとえばゴミだらけの景色の中では紙屑ぐらい捨ててもいいやと思ってしまうんですが、きれいな景色なら持ち帰えろうと思ったりします。実はこの景色になる部分が家計簿だと思っています。

きれいにまとめられた家計簿を記帳していると「もうムダ遣いしたくない」と心の中から思えてくるし「頑張って家建てよう」という大きな夢も育まれていきます。何も記録してなければ「今日ぐらいいいよな」的な考えになりやすく、後々になって「何でお金ないんだろう」という鉄板オチが待っています。

もちろんゴミだらけの景色の中でも汚さない人はいるだろうし、きれいな景色でも平気で汚していく人もいるかもしれないので、こうした人には家計簿は必要ないと思います。特に必要な人は周りに流されやすかったり後悔しやすい人ですね。流されるのも後悔するのも良心が顔を出している証拠なわけで、「やっぱオレ変わらないといけないよな」とか「そろそろちゃんとしたい」みたいに思えるなら家計簿はうってつけです。家計簿からのメッセージをうまくキャッチ出来ると思います。

 

自分は自分、他人は他人

家計簿から芽生えた良心はいたるところに顔を出して「それはちょっと違うんじゃない?」と声をかけてくれます。いわゆる「理性」ですね。実はちばっしーは最近まで自動販売機で缶コーヒーを買えませんでした。買おうとすると「もったいないな~」とか「家に帰ればもっとおいしいコーヒーが待ってるよ~」とか色んな声が聞こえくるので、必然的に視界に入らなくなったし「買いたいけど買えない」みたいな葛藤さえ起きないようになりました。普通は「缶コーヒーぐらいいいじゃん」とか「そこまで節約するのはどうかと思う」となるかもしれませんが、考え方が全く違うんですよね。

人は人、自分は自分という考えの究極の例えが「フェラーリ論」です。これは勝手にちばっしーがそう呼んでいるんですが「フェラーリはすごくカッコイイけれど自分では絶対買わないし、買えなくてもストレスや不安にもならないよ」という意味です。

フェラーリじゃなくても庶民が憧れそうな高級品であれば何でもOKなんですが、誰でも簡単に理性で抑えられるという例えです。お金持ちの人から「フェラーリも買えないなんて可哀そう」と思われたとしても、庶民にとってみれば当然過ぎて痛くもかゆくもないわけです。こうした高級品なら発揮出来る理性を、どこまで身近なものへ落とし込めるかというのが重要なポイントになってきます。

 

家計簿の効果はゆっくり&長く続く

結局10年ほど家計簿節約という方法でやってきましたが、リアルに新築出来るところまで来れたので効果は大きいです。他にどんな節約方法があるのか分かりませんがこのやり方が自分には合っていたんだろうと思います。

そういえば新築が憧れから目標に変わったのはリーマンショックの翌年、たまたま献血センターに来ていた占い師さんに太鼓判を押されたときです。献血した人は無料で占いますみたいなコーナーがあったので、5年以内に家建てられるか占ってもらったら「大丈夫です。必ず建ちます」と言われました。生まれて初めて占ってもらったので、普通どんな風に言われるのか分かりませんが「この不景気に絶対建ちます」とか強気だな~とか思っていたんですが、見事的中させてますね。後でお礼言わねばw

 

最終目的はお金のことを忘れること

家計簿と睨めっこする時間は1週間に1回15分ぐらいです。1ヶ月ではトータル1時間ぐらいでしょうか。それ以外はお金のことを考えちゃダメですね。これだけお金!お金!と言っておきながら、実際お金のことを考えている時間はほんの少しだけというか、本当の目的はお金のことを忘れるためにコントロールするということ。普段は自由に楽しく生活していき1週間に1度チェックすればいいだけです。くれぐれも面倒くさそーとか、なんか細かく管理されるのヤダーとか思わないでほしいです。ほんと逆ですから。

人生の目的はお金を貯めることじゃなく、自分のやりたい事を思う存分やり遂げることだろうと思っています。今の時代、夢や希望が持ちにくいとか言われてますが、それは将来への不安材料が多いからだと思っています。

その不安材料の中で「お金の不安」が多い人は家計簿によって大部分減らせられるかもねと言いたいし、不安が減れば誰でも前向きになれるから安心してとも言いたいです。この4日間でどれだけ家計簿の魅力が伝わったか分かりませんが、なんかすごく書き疲れてしまったのでこの辺で終わりにします。