たくさん悩んで新昭和

ウィザースホームで新築(2013年12月完成)しました。家づくりのことたくさん書いてます。

情熱論4 エネルギーのゆくえ

今、完全にちばっしーが情熱のレールに乗っかってますね。止まらないです。ものすごい勢いで言葉があふれてきます。オレこんなこと考えていたんだ・・とか面白がって書いてますがもう少しです。今回は「情熱」の自己診断方法です。色んな人にイメージしやすい言葉を見つけるのが本当に大変なんですが、ここは自分の身体を自動車のエンジンにたとえて妄想していきたいと思います。車のこと全く知らない人はごめんなさい。

 

人は夜寝れば翌朝には1日活発に動けるエネルギーが充填されます。そのエネルギーを燃やして仕事したり生活したりするわけですが、これがきれいに燃焼されたほうがエンジンにとっても環境にとっても良いわけです。

でも「仕事つまんねー」とか「上司が悪い、会社が悪い」とか考えながら仕事してると、エンジンの吹け上がりが悪くなってきますね。さらに排気も汚れてくるので、これはある程度認識出来ると思います。なんかストレス溜まるなーとか、イライラすんなーとかですね。

さらにラクしてお金儲けたいとか、誰かを蹴落とそうとか考えながら仕事してしまうと、燃焼効率が悪くなって黒煙吐きながら走ってしまいます。周りも迷惑するというか、いずれ故障の原因にもなりやすいです。

逆に静かに負担かけなければ良いかというと、実はこれがエンジンにとっては一番悪い環境だったりします。1日分のエネルギーは翌日へ繰り越せないので、その日のうちに使うことが大前提ですね。自分のタンクにまだ前日のエネルギーが残ってると翌日はあふれてしまうというか、これは黒煙吐くより重大なトラブルになりやすいです。

毎日生み出されるエネルギーに罪はないんですが、向かうべきところがないと他人を攻撃したり自分を苦しめたりする力で消費するようになります。これはお金に似ていたりするんですが、実にやっかいなものだと思っています。

たとえば働ける健全な身体でありながら、何もせずに家でジッとしているという環境ですね。周りから見るとラクでうらやましいなーとか思うかもしれませんが、自分で自分を苦しめてしまうのが最も残酷な環境だと思っています。

エンジンを好調にするには便利なものもあって、それはガソリン添加剤と呼ばれています。 この添加剤を注入すると一時的に燃焼効率が回復します。感動する映画とか小説を見て号泣するとか、お寺でお坊さんの話しを聞くとか、とにかく雑念のない空間に身を置くことで、燃焼室にこびりついた燃えカスが除去されるんだろうと思います。 

 

さて「情熱」の話しです。
情熱はエネルギーそのものを変貌させてしまいます。
レギュラーガソリンがプレミアムガソリンへグレードUPと書きたいところですが、イメージはそれ以上ですね。いつでも最高出力まで引っ張れるし排気もクリーンというか、今までのエンジンは何だったの?という感じです。

一度でも体感してしまうと、あまりの気持ち良さにさらに加速したくなってくると思います。いつもの仕事や生活から、新しい価値観がどんどん生み出されていくので、アクセルを踏めば踏むほど驚きや発見が押し寄せてきます。

アクセルを踏むことの楽しさを理解出来たら徐々に見えてくるんですが、アクセルを踏み続けるだけで、自分の行きたかった場所へ勝手に連れて行かれるような錯覚に陥ります。どこへ行くかも分からないのに、何となくそこへ行かなきゃならないということだけが分かってる感じです。

これを体感してしまうと、どこへ行くかという目的地はあまり重要じゃなかったということに気づけると思います。実際ゴールテープを切ったときに富や名声を得る人もいるかもしれないし、悲しい運命に巻き込まれる人もいるかもしれませんが、それらは何の参考にもならないです。

全ては「もう一人の自分」との距離によって決まります。
情熱は最も近い状態ですね。
どんなに割に合わない役回りでも、ものすごく惨めな思いをしたとしても・・
もう一人の自分は「気持ちよく加速していけ」と言ってるような気がします。

  

これは震災で強烈に感じたことなんですが、死に方は誰にも選べないです。明日突然通り魔に襲われるかもしれないし、隕石が落ちてくるかもしれないです。どんな最後であれ、あんまり変わらないです。終わり方によっては残された人は悲しむかもしれないけれど、全ては死ぬ前までなんだろうと思います。

「情熱は必要なの?」と聞かれたら「人生で一度でも持てたら幸せ」と答えたいです。
後悔しない生き方を考えると、情熱は切っても切れない関係だと思います。