ホール階段にして良かった
リビング階段にするかホール階段にするか悩む人も多いと思います。ちばっしーもたくさん悩んだというか、思えばスタジオ・チッタさんを諦めらめた理由も「リビング階段への決別」というのが大きかったですね。オサレ路線(リビング階段&吹き抜け&ガルバ外壁等)から現実路線(ありきたり間取り&タイル外壁等)へ傾いて新昭和へ辿り着いたようなものです。それまでは他のHMのモデルハウスもリビング階段&吹き抜けという感じが多くて見学するたびに惑わされ続けて困りましたが、今ではホール階段で本当に良かったと思っています。メリットは大きく分けて2つですね。
- エアコンの効きが良い
- プライバシーが確保される
これだけで充分選ぶ理由になりました。せっかく新築したのに寒いとか電気代UPとかあってはならないというか、リビング階段はカッコイイ空間を得る為の犠牲が大きいように感じました。リビング階段にした人の中では「寒いから階段入口にカーテン付けた」とかありますが、おそらくエアコンの温風が家中に行き渡れば寒くないんだろうと思います。今は一番寒い時期なので家に帰るとすぐにエアコン付けますが、14帖しかないLDKはすぐにポカポカになります。でもこれがどこかの部屋につながっていたりすると、いったいどれぐらいの時間が必要なんだろうと思ったりします。
ホール階段は家族がバラバラになってしまうと懸念する人もいるかと思います。子供が帰ってきてそのまま2階に引き籠られたら顔を見れないというやつです。実はこれへの対策は必要で、ちばっしー家では各部屋の居心地を悪くしてリビングを快適にするという差別化を図っています。子供部屋は4.7帖と狭くエアコンも置いてないので(いずれ置けるスペースは確保済み)、基本的に勉強するか寝るだけしか出来ないです。他の部屋も狭いし殺風景なので目的がなければリビングへ流れるような仕組みです。これが逆で子供部屋が広くて快適な場合永遠に引き籠られるかもしれないので、こうした場合はリビング階段にして必ず家族が顔を合わせる動線が望ましいと思います。
ホール階段は来客時にも安心です。例えばカミさんの友達が遊びに来ていても、ちばっしーは気兼ねなく寝室からお風呂へ直行出来ます。逆もしかり親戚や友人が泊まりに来ても、見られたくないシチュエーションはあるはずで、気を張るときと抜くときの境目はこの階段の位置で大きく分かれるような気がします。
階段一段目のはみ出し方
「ホール階段で行く!」と決めてからの悩みは間取りですね。小さい建物へホール階段を入れようとすると色々犠牲も生まれます。結果的に階段下にトイレを入れた為「トイレ天井の高さを確保→階段の1段目をホールへはみ出す」という方法で乗り越えています。
最初に提案されたときのイメージ画と比較するとやっぱ似てますね。この階段をはみ出す方法には2種類あってそれは側壁の高さなんですが、ちばっしー家が採用した腰高バージョンです ↓
ちなみに側面の壁が低いバージョンです ↓
実際住んでみると壁の高いほうは1段目から手すりを付けられるので、壁紙が汚れなくて済みそうです。実はこれ造作大工さんの機転で「一段目に手すりがないと使いにくいだろ!」という流れで付けてもらったものです。当初手すりの延長はなかったようなので、同じような環境にある人は「一段目から手すり付けて!」とお願いしたほうがベストですね。
階段下トイレの天井
トイレの天井はこの「階段はみ出し作戦」のおかげで快適です。視界に段差は見えるものの実際に立つ位置には普通の天井高さに戻っています。
トイレの天井です ↓
こうして見ると天井がかなり低く見えるんですが・・
実は奥の半分のスペースが低いだけです ↓
トイレは奥まで立ち入ることがないので用を足すときに天井にぶつかることはないというか、手前の半分は普通の天井高さなので全く問題ないです。もし廊下へのはみ出しがなければ1段分低くなるので、そうなってしまうと使いづらいと思います。
昔は「階段の位置なんてどこでも構わない」と思っていたんですが、よくよく考えれば住み心地に直結する問題ですね。間取りの他に、寒さ&暑さ対策やプライバシー等全て考慮して慎重に考えたほうがいいです。
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