式年神幸祭に行ってきた
12年に一度行われる香取神宮の式年大祭に行ってきました。この祭りは3000人もの大行列が2日間に渡り香取市内を練り歩くんですが、途中で利根川を船で渡ったり川の上で鹿島神宮の神様と合流したりと壮大なお祭りです。
行われたのは15日と16日の2日間ですが、ちばっしーが見に行ってきたのは1日目の利根川上陸付近です。船団が上陸するのは午後2時ぐらいの予定だったので、その前にお昼ごはんを食べました。香取市佐原と言えばうなぎ、うなぎと言えば「うなぎ割烹山田」ということで、午前11時の開店と同時に到着してみるとすでに行列が出来ていました ↓
こちらのお店ではご飯の上にうなぎが乗ったものが「じか重」、別々に盛られたものが「うな重」だそうです。価格も高騰してますね ↓
左側がカミさんのじか重(並)、右側がちばっしーのじか重(上)大盛り、さすが江戸時代からの名店です。すごく濃い味なのにサラサラ入っていきます。外パリパリで身からじゅわっと脂がしみ出してきて「来た甲斐あったなぁ」という感じです。ごはん大盛りにしたら重箱ぎっちりでお腹パンパンになりました ↓
お昼ごはんを食べた後は利根川へ。しばらくしたら津宮鳥居河岸から出発した船団がやってきました ↓
最初に到着してきたのは前衛隊。とにかくたくさんの人が乗ってます。よーく見ると色んな人たちが見えます ↓
船長室にはやぎが、屋根の上には犬も乗ってます。やぎが「め~~」と連呼してます ↓
よく見ると化粧してます ↓
最初に降りてきたのは天狗?↓
船から降りた順から続々と大行進が始まりました ↓
大小さまざまな船が合計9隻登ってきました ↓
武士が降りてきたり ↓
ほこらが降りてきたりしました ↓
土手のほうにもギャラリーたくさんです ↓
そしてこちらが御座船。ひと際華やかな装飾で、中心には御神輿が見えます ↓
ここで上流から鹿島神宮の神様が降りてきましたよ ↓
そして合体!! 厳かに御迎祭がとり行われました ↓
香取神宮と鹿島神宮という最強コンビが並走している絵が撮れました。まさに「国譲り神話」という感じでしょうか。この後、鹿島神宮の神はUターンしてお帰りになりました ↓
最後に御座船上陸。たくさんのギャラリーに見守られます ↓
御神輿が上陸したとき突然突風が吹きました。天気はずっと穏やかだったんですけどね。これにはちょっとビックリしました ↓
最後は威勢よく御神輿が市街地へ出発しました ↓
遠くに消えていく御神輿の周りには人で溢れてました ↓
日本書紀では香取神宮に祭られてる経津主大神(ふつぬしのおおかみ)と鹿島神宮の武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、伊勢神宮の天照大神(あまてらすおおかみ)を助け日本の原型を創ったことになっています。なので江戸時代まではこの3社しか神宮の称号を許されてなかったとのこと。
下の画像は道場で見かける典型的な掛軸なんですが、全国津々浦々鹿島神宮と香取神宮が祭ってあります。共に武芸の神様であり、香取は天を、鹿島は地を治めてるとも言われていて両者そろって一対と成すとも言われています。
関東近辺に住んでる人ならスルー出来ない場所というか、パワースポット的なものでも必ず紹介されている場所ですね。ちばっしーも毎年お参りするようになったのは6年前からです(どちらかというと、カミさんの付き添いという感じですが)。とりあえず6年前から今まで仕事は上り調子だし、おかげで?家も建ちました。
香取神宮は「意を決すべき場所」とか「自分と向き合い内省する場所」とか言われています。心に余裕を失っている人や、何かに迷ってる人なんかには特にオススメかと思います。最強の軍神がアドバイスしてくれるかもしれませんよ。