たくさん悩んで新昭和

ウィザースホームで新築(2013年12月完成)しました。家づくりのことたくさん書いてます。

1階に和室を設けて本当に良かった

お義母さんは強い人で自分からは弱音を吐きません。すでに足腰も弱く杖をすすめても頑なに拒否していたんですが、以前この和室の中で倒れて骨折してしまい一人で立てないときがありました。カミさんが帰宅して救急車で運ばれたんですが、もし一人暮らしなら誰にも気づかれずあの世へ旅立っていてもおかしくない状況でした。世の中の孤独死のほとんどは些細なことがきっかけかもなと痛感した次第です。

さて和室の話しです。計画段階からお義母さんを呼ぶことはもちろん、自分たちの身体が不自由になったときのことも想定しているので、我が家の和室はホールで分断された独立した部屋になっています。よく見かけるリビングの一部が和室というパターンにしたくなかったので、小さい家ですが無理やり5帖つくりました。

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引き戸を開けるとホールに出て奥にはリビング、右手が玄関です。玄関からは部屋の中は見えないようになってます ↓

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ホール中心から。ここまで分断するとそれぞれの部屋の音は気にならなくなります ↓

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おかげでLDKが14帖になりました ↓

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理想的な間取りは「つながらない」

家づくりを計画する上で何を優先するかなんですが、多くの人が「今」の感覚を優先すると思います。老後とか遠い未来はその時にリフォームすれば良いとして、今やりたいことを優先するとだいたい部屋が広くなりがちです。出来る限り廊下や収納減らして居住面積増やしたいとか、玄関開けたらすぐリビングみたいな感じですね。

実際住み始めてみると部屋の広さはどうでも良くなります。食べる、寝る、家族で団らんするといったスペースを最低限確保出来たら、防音や収納にこだわったほうが住みやすいと思う。電気代もビックリするほど安いし。居住空間を広げた結果、隣の部屋の音が気になるとか、モノがあふれてしまうとか、これらは計画段階ではイメージしにくいから厄介です。

我が家の場合、老後は1階だけで生活出来るようになっています。1階和室を寝室にすればリビングの音を気にすることなく寝られるし、トイレも風呂も近くで全く不足ないです。もし夫婦2人暮らしで17坪ぐらいの平屋を建てるならこの間取りは使いやすいと思う。和室を6帖にしてトイレと階段の位置を交換、階段部分を収納に変えれば完璧かな ↓

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よく見かけるリビングの一部が和室というパターンだと、ひとつの部屋としては使えないです。壁で仕切ったとしても音もれが心配で気を使わないといけないということで、出来ることなら廊下で分断するか、最低でも収納挟んで防音したほうが良いと思います。

 

新築で得られる幸せを自分たちだけのものにしない

新築する理由のほとんどは今の住まいに不満があるか、家賃を払うのがモッタイナイかだろうと思います。でも、せっかく家を建てるなら親を呼び寄せるという選択があっても良いと思います。ちばっしー家は夫婦どちらも次男次女なので親の面倒を見なければならないという訳ではないんですが、家づくりが現実的になったとき夫婦で話し合って今のような流れになりました。お義母さんが来る前は姪っ子も入る予定でした。姪っ子が千葉大に入りたいというので下宿する予定だったんですが、入試当日体調不良で断念し結局埼玉大学に入りました。

これは後で書こうかなと思っているんですが、新築というは色々あります。数千万円払って得られる幸せを、全て自分たちだけで受け止めようとすると想定外のことが色々起こります。家を建てた理由の中に少しでも誰かの役に立てる意義があれば、たぶん歓迎されるというか、家づくりの本当の意味での成功の秘訣かもしれません。