車のスペアキーの最適な保管場所
皆さんは車のスペアキーってどこに保管していますか? 家の棚の引き出しの中? それとも玄関? もしくは会社? 実家? 色んな保管場所があると思いますが、個人的に最も有効な場所は車の中だろうと思っています。
車の中にスペアキーを保管するメリット
主に3つ、自宅に保管していては得られないメリットばかりです。
1.外出先でキーを紛失しても車に乗って帰ってこられる
もし紛失したらロードサービス呼んでカギを開けてもらいましょう。ロードサービスはカギを作ることは出来ませんが「キーを閉じ込んだ」と言えば無料で開けてくれます。今どきの自動車保険には無料のロードサービスが付帯されているので、室内にキーがありさえすれば大きなトラブルにならなくて済みます。
これ自宅や会社にスペアキーがあると取りに戻らなければならないので厄介です。旅行とか遠くに出かけた場合は予定が大幅に狂うこと確実ですね。
それとスペアキーの保管場所といより「メインキーを保管しておく」というのが正しいです。普段はスペアキーを使い、メインキーは大切に保管するのがベストです。スペアキーを紛失してもディーラーで簡単に取り寄せることが出来ますが、メインキーを紛失してしまうとキーだけじゃなく色んなパーツを交換することになるので高額修理になると思います。
2.キーの保管場所を忘れなくて済む
家の棚とか引き出しの中では忘れる人もいると思います。今現在「あれ?そういえばスペアキーってどこに保管してあるんだっけ?」と思える人は要注意というか、キーを紛失すると同時に車が使えなくなってしまいます。家の中の厄介なところは掃除や部屋の模様替え等で移動されたりするところ。5年から10年ぐらい定位置に保管し続けられる環境って意外と少ないもんです。
そこで車の室内です。車の中のどこに保管したか忘れたとしても、家のどこに保管したか忘れた・・というよりはるかにマシです。所詮狭いところの範囲なのですぐ見つかると思います。
3.別行動するときに、それぞれ同じキーを持つことが出来る
外へ出かけたまでは良かったものの「体調悪いから車で休みたい」とか、ショッピンモールで「別な場所で買い物したい」とかやむを得ず別行動取るとき、キーが2つあると何かと便利です。車で寝てる人もトイレとか行くだろうし、最終的な待ち合わせ先が車なら効率も良いです。ささやかですが、これもメリットのひとつだろうと思います。
キーをどこに保管するかが最重要
さて、ここからが本題です。スペアキーを車の室内に保管するメリットは充分に理解してもらえたと思いますが、肝心なことは「車上荒らしに会ったらどうすんの?」という問題です。これは隠すことで克服できます。そう、誰も知らない自分にしか分からない場所にキーを隠すんです。
ここでは隠す場所をリスクの高い順からまとめてみました。難易度が簡単なほど盗まれやすいよね、ということで自分が盗人になったつもりで読んでみると面白いかも。
難易度0:ダッシュボードやコンソールボックス
何の工夫もないというか、収納スペースにポンと置くだけというのは、一番やっちゃいけないです。車上荒らしが入ってきたら即盗まれますね ↓
外から見えるところに貴重品を置くのいうのは、車上荒らしを呼び込むのと一緒です。
難易度1:磁石付きキーケースに入れて車体周りに貼り付ける
昔の人がよくやったパターンです。プロの盗人は熟知しているので窓ガラス割る前に車体周りをくまなく探すのが常とう手段です。キーケースはある意味「どうぞ盗んでください」と言ってるようなものなので、これもオススメ出来ないです。
難易度2:スペアタイヤ周辺や工具入れの中
車上荒らしする人は短期決戦だろうと思います。窓ガラス割って侵入して物色している時間というのはせいぜい数分間と見れば、スペアタイヤ周辺まで及ぶことは少ないと思います。でもここは収納スペースなので簡単にアクセス出来ますね。ダッシュボードに置いておくよりは断然マシですが、隠すからにはひと工夫必要です。
キーをカモフラージュ(ケースや袋で覆っておく)して分からなくする方法なら有効かもしれません。上記の磁石キーケースも室内に隠す分には有効というか、例えばジャッキ入れの上部に貼り付けておけばパッと見バレないと思う ↓
カモフラージュする際は隠した本人が後から分からなくなるリスクも考慮しておいたほうがいいかも。
難易度3:座席周辺のパネル裏
難易度高いですが、ほぼ完璧に隠せる場所です。
一見するとどこに隠せるのか分からないでしょ?
ひざ元にあるパネルの裏とか ↓
アクセルわきのパネル裏とか ↓
ステップ周辺のパネル裏とか ↓
実はたくさん隠せるポイントがたくさん存在します。上のパネルを外すのに場合によっては内張り剥がし工具が必要になりますが、素手で引っ張るとだいたい剥がれます(強引にやりすぎりとパネルの破損につながる)。目的はキーを隠すだけなので、パネル全面というより一部分開くだけでも充分隠すことが出来ます。
コツは動かないよう固定すること。テープやウレタンマットで止めるなどして負荷がかからない場所に隠すのが望ましいです。簡単に外せる場所でありながら、車上荒らしには気づかれない場所が最適かもしれません。
隠す上での注意点
隠す上でとても重要なことなんですが、スマートキーは電池を外しておかないと隠すことが出来ません。スマートキーが通電すると車と通信し合ってしまうので外から施錠できなくなってしまいます(キー閉じ込み防止機能が働く)。隠すときは電池と分離した状態にすることが大前提になります。理想は電池と分離した状態でビニール袋に入れておくこと。長期間隠していても劣化しないよう保護しておくことがベストです。
スマートキーの電池の外し方
電池の外し方を簡単にまとめると、まず内蔵されてるメカキーを取り外す ↓
するとメカキーが入る溝があるので、メカキーの先端をはめる ↓
メカキーを回転させて(こじるようにして)ケースを真っ二つにする ↓
全てハメ込み(ネジ止めされない)なので簡単に外れます ↓
唯一、ボタン電池を固定していツメをゆるめるのが大変かも ↓
スマートキーを元通り組み立てて、電池と別にしておく ↓
そして長期保管できるようビニール袋に入れて保護しておく ↓
スタートボタン付近には隠さない
もうひとつ注意することはスタートボタン周辺に置かないこと ↓
スマートキーは電波送信でイモビライザー(セキュリティ)を解除しますが、電池が入っていなくても受信部(スタートボタン)に近いところに置いてしまうと、磁気で認証してしまうかもしれません。スマートキーが電池切れの場合の緊急始動方法ですね。スタートボタンにキーをかざして強制認証するやり方と近い状態になってしまいます。
アクセルやブレーキペダル付近には隠さない
隠していたスペアキーが落下してアクセルペダルやブレーキペダルに挟まってしまうと超危険です。仮にテープ止めしていても、いずれ粘着力が弱くなって落下してしまうかもしれません。くれぐれもアクセルやブレーキペダル付近には隠さないようにしましょう。また、ステップ等負荷がかかる場所も、踏まれて壊れる危険性があります。
運転席以外にも助手席や後部座席まで含めれば隠せる可能性がさらに広がるので、自分が盗人になったつもりで「ここは見破れないな」という場所に隠しましょう。
自分だけのとっておきの場所に隠しておけば、もしもの場合(外出先でのキー紛失とか水没とか破損とか)すぐ復旧出来るので個人的にオススメしておきます。車内に隠す人は盗まれないよう充分に注意しておくとともに、万が一問題が発生してもちばっしーは責任持てないのであしからず^^;