たくさん悩んで新昭和

ウィザースホームで新築(2013年12月完成)しました。家づくりのことたくさん書いてます。

シエンタに後付け360°ビューカメラ(しかも3D)を取り付けた。①準備編

今年の1月にマツダ3が欲しくなって事前にアクセラを試乗してみたんですが、実際乗ったら車そのものよりも、360°ビューカメラとブラインドスポットモニターとコーナーセンサーがとても便利で感動したわけです。
そして色々悩んで買い替えは取りやめました。冷静に考えてみると車って高いですよね。300万円で住宅ローン返したほうが、よっぽど得だなと悟りました。目標はあと3年。ローン完済してお金貯めたら今度はマツダ3を試乗しにいこうと思います。

さてシエンタも捨てたもんじゃないです。しばらく乗ることを前提にグレードUPを図ります。アクセラを参考に360°ビューカメラとブラインドスポットモニターとコーナーセンサーと、それとクルーズコントロールも取り付けます。調べ出して計算していったら全部で7万円ぐらいの投資になりますが、300万円浮いたと思えば安いもんです。

それと最近サイドカメラが曇ってきたというか、やはりプラスチックレンズはダメですね。たぶん小傷だと思います。ルーターで磨いてみましたが曇りは取れませんでした ↓

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たぶん4年ぐらいが限界なんだろうと思います。今回の360°ビューカメラがちょうどいいタイミングとなりました。

ちなみに360°ビューカメラは色んな呼び名があります。アラウンドビューモニター(日産)とか、パノラミックビューモニター(トヨタ)とか、マルチビューカメラ(ホンダ)とか、全方位モニター(スズキ)とか、各社色んな呼び名がありますが、どれも一緒ですね。前後左右4つのカメラを合成処理してるわけです。サイドカメラが曇ってきたという人は、いっそ360°ビューカメラにしたほうがベストかもしれません。

後付け出来る汎用品の360°ビューカメラは色々あるんですが、国内で売ってるものはどれも高くて手が出ません。自分で取り付けられる人なら迷わず海外です。eBayで£100(1万円ちょっと)でたくさん売ってます。さらに色々探していると3Dのものを発見。360°ビューカメラでありながら立体的に合成してくれるようです。価格は£170(23,000円ぐらい)で想定よりはるかに安いのでこちらを購入しました。

商品名は「Newest HD 3D 360 Surround View Driving System Bird View Panorama 4CH Cam Car DVR」というものですが、他にも同じようなものが色々あります。商品説明に下の画像と「3D 360° Surround View System」などと書いてあれば、たぶん大丈夫です。

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海外商品のずるいところは同じ商品なのに名前を変えて高く売るところ。ひとつひとつ内容物を確認して特殊な機能があるのか調べていったんですが、全て一緒ということに気づくまで3日ぐらいかかりました。それとトヨタ用とかアウディ用とかメーカー専用設計みたいに売ってますが、中身はどれも一緒というか、同じ商品でも3倍以上するものもあるので迂闊に購入出来ないです。

今回購入したモノは当時の最安値(2019年2月時点)でしたが、それでも期待通りの結果が得られるかどうかは不安でした。4年前に取り付けたサイドカメラが1個10,000円したことを考えれば、どれも安すぎるんですよね。「騙されたら元のサイドカメラを買い直そう」と思いながらポチって、およそ2週間後に届きました ↓

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早速取り出して動作確認です。バッテリーから給電して4個のカメラをつなげたら、それっぽいものがモニターに映ったので、とりあえずホッとしました ↓

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輸入品の大変さはここからです。まず最初に英語の取説を翻訳します。スマホのグーグル翻訳の画像翻訳機能で変換していき、テキストと絵をエクセルへコピーして日本語版の取説を作りました。実際に取り付け作業するには紙ベースの取説でないとダメですね。スマホでは画面すぐ消えるし小さいしイライラして事故の元です ↓

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取説見ながら「ここは最初の難関だなー」と思ったのはサイドカメラの角度指定。シエンタのミラーの底部分は曲面になっているのでポン付け出来そうにありません ↓

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とりあえずサイドカメラの土台作成です。曲面のカバーに対して水平に取り付けられるようにする為に、アマゾンで小さなプラスチックボックスを入手しました。元々サイドカメラが入っていた丸い穴を拡大して、プラボックスを入れれば水平になるだろうという計算です。

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丸い穴を四角に切り取りました ↓

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プラボックスの底を使って水平部分を作ります ↓

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プラボックスに穴を開けて余分な部分をカットして、裏からパテで隙間を埋めれば完成 ↓

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これを左右2個作ります。ちなみにこのミラー部分のアンダーカバーはディーラーで1個2,700円ぐらいです。失敗を恐れず思う存分加工出来ました ↓

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加工後のアンダーカバーにカメラを入れて取り付け ↓

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サイドカメラ完成です。仕上がりは雑ですが、見えないところなのでこれで良しとします。思わく通り水平位置に取り付けられたので、ここからカメラ本体を回転しながら指定された角度に調整していきます ↓

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これで準備OKか?と思いきや欲が出てきました。前後のカメラも交換する予定だったんですが、どうせなら温存したまま360°カメラに出来ないかと考えたわけです。もし今回の輸入品がすぐ壊れたりすると交換するのが面倒だし、元々の前後カメラは何の不具合もなく高性能なわけです。ということで左右カメラだけを交換して、前後カメラは追加する作戦に変更です。フロントカメラは並べるだけなので無問題ですが、バックカメラは加工しないとダメですね。
元からあるバックカメラの穴は最初から開いていました。今どきの車はバックカメラが付くことを前提にしているので「ここに取り付けて」という穴が、元から指定されているわけです。2個目のバックカメラを取り付ける人はメーカーも想定していないというか、ちばっしーぐらいなもんですね。ということで、なるべく自然に元から開いていたように仕上げるべく加工します。左側が元から開いていた穴で右側が今回の360°カメラ用の穴です ↓

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まず細いドリルで囲みながら穴を開けていき、中身をくり抜いたら太いドリルで枠を拡大させていきます ↓

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最後はきれいに見えるようヤスリで仕上げました ↓

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裏からパテとプラ板で土台を作り、強力両面テープで固定 ↓

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どうでしょう?いい感じじゃないですか? ↓

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裏のスペースが狭くて、元のバックカメラの配線と一緒にするところが大変でした ↓

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後ろから見るとカメラが2個あるので不思議に思うかもしれませんが、左側がこれまでのバックカメラでカーナビ画面に映るほうで、右側が360°カメラで別のモニターに映るようになります ↓

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反対側から見た画像。カメラの形状が少し違うのが分かると思います ↓

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後ろから見るとシンメトリーな感じになりましたw ↓

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フロントカメラは並べるだけ。右側が元のカメラで左側が360°カメラです ↓

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モニターはこれまでアマゾンの1,000円ぐらいの安物を使っていたんですが、せっかくなのでちゃんとしたモノを購入しました。データシステムの5インチスーパースリムモニター、楽天で8,583円でした ↓

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今回はカメラを取付けるだけでボリュームいっぱいですね。次回は設定のお話しです。4つの映像がどんな風にして360°ビューになっていくのかをまとめていこうと思います。