たくさん悩んで新昭和

ウィザースホームで新築(2013年12月完成)しました。家づくりのことたくさん書いてます。

家の寿命は自然換気で決まる

換気は2種類ありますね。機械換気と自然換気なんですが、今は24時間計画換気が義務付けされてるので機械換気のほうは問題ないと思います。大切なのは自然換気ですね。

今の家は気密性が高いというか、ツーバイ&発泡ウレタン断熱では充分すぎるほど高気密だと思います。高気密になれば換気がとても重要になってきますが、24時間換気は最低ラインだそうです。1時間0.5回というのは1時間で部屋の半分が換気されるラインですが、昔の家はスカスカだったので窓を閉め切っていてもその何倍もあったわけです。なので寒いからとか電気代もったないとかで24時間換気をオフにしてしまうのは危険というか、シックハウスのリスク大です。

24時間計画換気はあくまでも最低ラインなので、室内に溜まった湿気を追い出すには自然換気が必要になってきます。24時間換気でスルーされやすい場所(間取りの凹んだ所とか収納とか)ですね。これらは機械換気だけではどうにもならないので、晴れた日は窓を開けて自然換気しなくてはなりません。その際に重要なことは収納扉を開けておくことで、溜まりに溜まった湿気を追い出すためにも風通し良くした方がいいそうです。

どんなに気を使って住んでも湿気からは逃げられないです。肝心なことはカビになる前に湿気を追い出すことですが、これって簡単なようで難しいことだと思います。今のご時世夫婦共働きは当たり前だし、晴れたからといってもすぐに窓を開けられる環境でもないですね。これからの季節は外と室内の温度差が大きくなるし鍋料理とか多かったりして湿気が多く蓄積されても、週末に雨が続けば換気出来ないです。「最近、週末はずっと雨だな」みたいな日が続けば、いったいどれだけの湿気を溜め込んでいるやら。収納裏とかかなりやばいことになってると思います。

自然換気は特に「防湿シートありの家」のほうが重要です。防湿シートと石膏ボードの間の湿気を抜くには室内側からしか出来ないです。昔の家みたいに隙間風で自然に乾くことはあり得ないと思います。

風通しを意識すると間取りと窓の配置も重要ですね。ちばっしー家は南北貫通出来るような間取り図になっていてどの部屋の窓からも換気出来るようになっています。ちなみに書斎やクローゼット&納戸にも小さい窓が付いてます。

結露リスクは防湿シートの有無というより「自然換気の回数」にあると思っています。断熱材が結露しなければ石膏ボードのほうが結露するだけで、どちらにしても結果的に家は腐っていくと思います。高気密高断熱の家を手にすれば全て解決!なんかじゃなく、逆に始まりですね。室内の湿気をいかに追い出すかという闘いの始まりだと思っています。