たくさん悩んで新昭和

ウィザースホームで新築(2013年12月完成)しました。家づくりのことたくさん書いてます。

差し入れや心づけに込める淡い期待

昼過ぎに差し入れ持って現場へ行ってきました。現場では大工さんが1階天井に防音用グラスウールを敷き詰めていました。玄関から「こんちわー!」と声かけると「おーっ。中さ入って見てってよ。ほれ」といつもながらに気さくな大工さんです。前回話していた下地の位置を確認しました。

大工さんと初めてお会いしたのは今月の18日ですね。「これから地元さけえって休みなんだな」と吹付断熱工事が入っている間は東北へ帰省するとのことでした。「何のお構いも出来ませんが・・」と心づけをお渡しすると、2度断れて3度目に謙虚に受け取っていただきました。本来プチ上棟式に「ご祝儀」という形で渡そうかと思ってましたが、その時は大工さんは不在だったのでたまたま今回という形になっただけです。

それが功を奏したかどうか分かりませんが「下地はもうでえじょうぶなの?」と聞かれました。たぶん大丈夫と答えると「一応ほれ、断熱材が入ったら間に合わねえし」と言われ「なるほど」と思いながら室内をウロウロすると、以前カミさんと話していたリビングにシェルフ付けようかという話しを思い出しました。ダイニングテーブルの隣にカウンターを置く予定ですが、その上に棚があると便利そうとカミさんと話していると、「身長何センチ?」と大工さん。テキパキとメジャーで測り出し「この高さだったら頭もぶつけねえし、ちょうどいいべ」と柱に目印を付けてくれました。こうして外壁側とキッチン側に下地が追加、トイレにも手すり用下地が入った次第です。

で、これが大工さんのご厚意で入った下地ですね ↓

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切れのいいメジャーの差し方、一切無駄のない印の付けた方で「仕事出来そう!」と思わせる大工さんです。手すりの位置や動線等色々アドバイスもらいました。下地の入った位置は後で忘れることのないようしっかり記録しました。

 

しかし、差し入れとか心づけとかご祝儀とかって難しいですよね。新昭和からの工賃がある以上必要ないのは重々承知なんですが、それとこれとは別物だと思っています。大工さんはプロなので決められた通り仕上げてくれると思いますが、一般的には「何日働いていくら」とか「何棟やったらいくら」という感じでしょうか。施主のほうとすると全て営業担当と取り決めたんだがら、後は面倒なので何もしたくないという感じかな。こうして全てがシステマチックに動いていくというか、割り切りの中で失敗のないようにまとめているのがHMなので全く問題ないんですが、どこかで+αの「丁寧さ」や「思いやり」に触れたいというワガママな期待があります。

施主が建築現場へ一切行かない場合、職人が最大限に発揮するの力は100%とすると、お互い顔の見える関係であればもしかして120%まで引き上げてくれるかもしれないという淡い期待ですね。本来ちばっしーも面倒くさがりなので何もしたくないんですが、宮崎駿さんも「大事なことはたいてい面倒くさい」って話していたとおり、今回色々やってみてよく分かった次第です。

「どこまで進んでいるのか楽しみでしょうがない」と話すと、「そりゃ楽しいだろ~いつでも見に来ればいいべよ!」とニンマリする大工さん。身体の芯から良い人オーラがにじみ出る素敵な大工さんです。