床下へもぐってみた
新築してから床下もぐる施主なんているんだろうか・・という疑問はさておき、中々もぐる機会のない方のために床下内覧会ですw 今どきの家の床下がどうなってるか紹介したいと思います。
もぐるキッカケは新昭和の3ヶ月訪問です。自宅に営業さんがやって来るので「床下もぐってみようかな」と思いました。何か異常を見つけたら直接言えますからね。
床下へは汚れても良いように、雨カッパ+長靴+マスクに身を包み点検口から侵入しました。ちなみに床下点検口は2つあってキッチンと洗面所になります。
まずはキッチンから、ここは普段収納スペースになっています。まず床色と同じフタ→断熱フタ→収納ケースと順番に外していくと床下へもぐれるようになります ↓
キッチン下は水回りの配管やホースが多いです。手前にある金具は鋼製束(こうせいづか)と言って、見た目は弱そうですがこれ1本で2t近く支えられるようです。時が経って床板がきしみ出しても、増し締めして簡単に高さ調整が出来るという優れものです ↓
配管はトラブルの起きやすいコーナー部分が透明で、後から点検しやすいようになっています ↓
ホール下、奥に見えるのが玄関の上り框。この辺は玄関ポーチと床下の距離が近いので蟻道を作られやすいポイントです。内側というより外側の化粧モルタルが危険ですね ↓
リビング下、手前に釘が転がっています ↓
トイレの手前 ↓
トイレ下 ↓
和室下、今のところ床下の断熱パネルの収まりは良いんですが、これも時が経てば垂れ下がってくるかもしれません。これは定期的にもぐって点検していくしかないというか、この辺は何かあってもDIY出来そうな感じに見えます ↓
続いて洗面所下 ↓
洗面所とお風呂は基礎の内側に断熱材が貼られています ↓
ユニットバスの床下、配管のコーナー部分が透明なので配管内がよく見えます ↓
基礎の断熱材というのはあまり好きじゃないんですが、そのおかげで我が家のお風呂は5時間たっても2℃しか下がらない断熱浴槽になってます。
床下は概ねきれいな状態でした。水漏れとかもなかったです。いいかげんなHMの場合、廃材やゴミが散乱してたりするみたいですが我が家の場合問題なしでした。
今どきの家は配管もホースもきっちりまとめてあって、部分的に透明だったりするので点検しやすい家になっています。これなら自分で床下点検出来そうですね。一番注意しなきゃならないのは蟻道です。基礎断熱の裏とか、配管やホースの穴の隙間とか、玄関周辺とかこれは数年おきにチェックしていこうと思います。
営業さんの3ヶ月訪問も簡単に終わりました。営業さんから「問題ありませんか?」という質問に「良すぎるところが唯一の問題」と答えて一同笑顔で終わりました。