５万円前払い見積もり

たまに見積もりをお願いしようとすると５万円とか前払いするＨＭがあります。有名なところではアエラホームとかですね。色々回ってみて分かってきたんですが、この前払いシステムは理解出来る部分もあります。一旦見積もりをお願いすれば、現地調査したり間取りを考えたり見積り額を計算したりしますが、その人件費もバカにならないだろうと思います。前払いすることになれば、施主も真剣に検討すると思います。

こうして考えると理にかなってるようにも見えるんですが・・
そうは問屋が卸さないのがこの国の形ですね。

ＨＭはどこも魅力的です。Ａ社が最高でＢ社が最低なら悩まなくて済むんですが、どこで建てても後悔しないぐらい拮抗してます。施主はギリギリのところで比較検討していきますが、時に提案力を超えたところで傾くこともあります。営業担当者の対応やＨＭの雰囲気とかですね。契約理由の中に「自分たちのためにここまでしてくれた」と思う施主も少なくないと思います。

「お金がかかるんだからちょうだいよ」と言われると、一気に熱も冷めてくるんですが、何も言わないで奉仕してくれると、倍にして返したいと思えてきます。

前払いシステムはＨＭ寄りの考えを押し付けられてるようにも思えます。施主も色々大変です。貴重な休日の時間を使ってＨＭ回りしなければならないし、この営業イヤだなと思っても最終提案まで付き合わされます。「まずは見積もり代ちょうだい」と言われるより「頼むから見積もりさせて」と言われたほうがうれしいですね。

たまに「うちはすごい良い家作ってるでしょう？」と自慢げに接してくる営業がいたりしますが、イの一番に候補圏外になります。自慢するのが悪い訳じゃないんです。すごく良い家だと思うけど、他ＨＭも同じぐらい良いので自慢するほどでもないというか、他の家もよく研究してから自分の家を宣伝してほしいと思いますね。なぜか５万円払って見積もりしてもらうＨＭにはこうした自慢が見え隠れするというか、人件費うんぬんより「うちに見積もりしてもらいたいなら５万円持って来い」と言われているような気がします。

この前払いシステムは圧倒的な人気がないとうまく機能しないというか、駆け込む人が多すぎて選別するのには役立ちそうな気もするんですが、残念ながら圧倒してるＨＭはないですね。