たくさん悩んで新昭和

ウィザースホームで新築(2013年12月完成)しました。家づくりのことたくさん書いてます。

ほんとは怖い新築後の生活

ちょっとオカルトネタです。新築後は不幸(離婚とか、身内に不幸があったとか、仕事に行き詰ったとか)になるかもね、というお話しです。

これはあくまでも個人的な考えになります。ちばっしーは無宗教だし占いにハマってまる訳でもありませんが、今まで得た経験から半ば悟りに近いものを書きます。

この2年間ちばっしーも色々ありました。カミさんが病気になったりお義母さんの足腰が弱くなったり、仕事のチャンスを活かせなかったり(結果的に全て丸く収まった)こうした不幸?とも思えることが新築した途端にドドーっと押し寄せてくる訳です。このブログを読んでくれる大半の人たちは計画段階だと思うので、幸せ絶頂の新築というイベントから一転するなんてあり得ないと思うでしょ?

それがあり得るんだなー 色々とままならないことがw

 

新築という大罪

家を建てるというのはたくさん自然を破壊する行為でもある訳です。個人的に奪ったものは必ず返すのがこの世のシキタリと勝手に思っているんですが、例えば食事ですね。人並みの食事(命を奪って自分に取り込む)で仕事に精を出せば(人や社会の役に立つ)バランス良いと思いますが、毎日豪勢なものを食べて遊んでいれば確実に病気になります。ほとんどの人は途中で気付いて怖くなって色んな意味で謙虚に(普通以下で)生活することになるので、人生の後半で返していくことになると思います。

お金も同じでギャンブルとかで大当たりしても中々ハッピーになれない人も多いです。要は使い方次第というか、全てはバランスなんだろうと思います。よくビルゲイツとかお金持ちが大金を寄付していたりしますが、たぶん同じような理屈です。全てを独り占めにしようとすると大きなしっぺ返しが待ってるよね、ということ。

幸せというのは扱いがとても難しいです。庶民にとって新築というのは最大にして最高の幸せかもしれないので、今まで保っていたバランスが一気に崩れる危険性があるわけです。大切なのことは「新築に見合う生活が出来るかどうか」になってくると思います。

 

災いの回避方法

一緒に住む人数を増やす

新築する人のほとんどは住む空間が広くなると思います。可能な限り広い空間をぜいたくに使うということに憧れやすいんですが、それは同時に自分だけの幸せを得るために、より環境破壊を拡大することにもつながるわけです。

新築して手っ取り早く幸せになるには人数を増やすこと。新たに子供をつくるか、親を呼ぶか、これ以外はないと思っていたら友人は里親になっていて「これもアリだなー」と思ってます。自然をたくさん壊したけど、その分新たな生命が宿ったとなれば新築した意義が増すわけです。

 

間取りを適正にする

重要なのは空き部屋を作らないこと。使ってない部屋があるというのは分不相応な大きさとなるので危ないです。新築で得られた恩恵分の災いは必ずやって来るんですが、大きな家を建てればそれなりの大きな災いになりやすいです。食事に例えると食べ残しですね。しっかり使い切るぐらいの覚悟で間取りを考えたほうが良いです。

たまに豪邸建てた芸能人が不幸になるような話しを聞くけど、おそらく分不相応なんじゃなかと思います。建てる前に何度でも自分自身と向き合い「この間取りで適正かどうか、身の丈に合ってるかどうか」と振り返ってほしいところです。

広い家を建てたら全てがハッピーに思えるんですが、ちょっと狭いかなーぐらいの家にしておいたほうが健全に暮らせると思います。

 

頭金を多くする

普通の収入で貯金している人はそれだけ節約して頑張ってきた証しでもあるので、その分の災いは減ってると思います。ちばっしーが仕事のプレゼンで失敗したのに契約出来たのはこの辺が関わってるかもなーとか考えています。それぐらい不思議なことでした。

貯金は大変でもあるんですが、長い間継続出来たら本当に必要なものに気付けるようになります。これだけでも大きな財産に等しいんですが、簡単にローンに頼るとこうした貴重な機会を失うことにもつながる訳です。頭金ゼロのフルローンとか相当覚悟したほうがいいです。

 

地鎮祭上棟式をケチらない

たまに地鎮祭をやらない人をみかけますが、すごく勇気のあることだと思います。判断基準は土地の神さまを信じるか否かになってくると思いますが、この儀式の費用を自分のフトコロに入れる(経費削減として)のはさすがにどうかと。費用はたかだか数万円です。宗教心ゼロの人でも、後々のことを考えて神妙にしておいたほうが悔いが残らないと思います。

新築時に「負」を軽くする唯一の手段が上棟式と言われてます。地方では上棟式に餅まきする風習があるんですが、あれは厄払い的意味合いが強いそうです。財をばらまくことで近隣の嫉妬めいた感情を消すとか言われてますね。これを信じるとすれば上棟式ぐらいは節約意識を削って大盤振る舞いしたほうが良さそうです。

 

新たな価値を生み出す

「一緒に住む人数を増やす」に近い発想なんですが、子供を産む以外にも出産することは出来るわけです。それは男一人でも可能だし、おじいちゃんおばあちゃんからだって生まれるし、LGBTの人たちだって全然OKです。その人の中から生まれた価値あるものが誰かの役に立ったら、それは子供を産むことと同じぐらい素晴らしいことだよね、ということ。

ちばっしーの場合は工作室を設けて仕事の研究部屋にしています。これは賃貸では出来ないことだったので、これだけでも新築した意味合いが増すわけです。偶然かどうか分かりませんが、研究部屋を放置していた頃はカミさんが病気になったり、お義母さんが倒れたりロクなことが無かったんですが、研究部屋を稼働させて少しずつ結果が出始めるとカミさんもお義母さんも元気になったりしました。

家をつくる為にたくさん環境破壊したけど、その分仕事道具を開発して人の役に立てれば社会貢献(ちっぽけだけど)につながるわけです。会社が借金して事業を始める(色んな意味での社会貢献)ような流れが、家づくりにも当てはまるような気がします。

新築によって周りに良い影響を与えられるようになれば、家が次の幸せを得るための手段となります。新築出来たから○○を始められるようになったとか、何かひとつでもあると厄払いにつながるかもしれません。

 

人生とは「ままならないこと」の連続

死ぬ間際に「人生色々あったけど自分なりに頑張ったなー」と思う中身は、目の前の課題をどれだけ克服できたかにかかってくるというか、どんなに余裕こいてそうな人でも「ままならないこと」を抱えていて必死で戦っているのが人生の縮図だろうと思います。

目の前の課題は一人で克服していかなきゃならないんですが、新築は家の問題を克服というより、計り知れない恩恵が得られてしまいます。しかも大半の人が他人のお金で得られるわけです。ここで問題なのは「住む」という恩恵が増えすぎること。ほどほどの家にしておかないと、その他のままならないことが大きくなっていってしまいます。

食べ放題に置き換えてみると分かりやすいかも。腹一杯を通り超えて永遠に食べて続けていれば、その後の「ままならないこと」に苦しむことになるんですが、これ途中で分かる人には分かる訳です。冷静に「これ以上はヤバいな」という勘が働ける人なら問題ないんですが、テンション高すぎてアレもコレも皿に盛っていく人もいるわけです。家づくりも「これ以上は身に余るな」とコントロール出来る人なら、その後の「ままならないこと」も許容出来ると思います。

こうした目に見えない力を想像するときはたいていご先祖様とか、土地の神様とか、家相とか風水とか色々言われるんですが、個人的に信じているのは幸せのバランス。どんな幸せでも独り占めすればたいていロクなことがないと思ってます。

こんなに欲求に駆られながら生きているのに、それでも与えることが義務付けられてるという儚さに気付いたとき、本当の意味での最高の家づくりが出来ると思います。

 

最後に

この記事を読む大半の人が新築計画中だと思うので、この考えの検証が出来ないのが残念です。新築後の人たちがハッピー街道まっしぐらなのか、はたまた新築前より「ままならないこと」が増えたかどうか・・家づくりブログの多くは完成後にフェードアウトしていくし、仮に災難に会ったとしても書く人なんていないよね、ということで確信が持てない訳です。

この記事読んで「へー、なるほどね」と思った人は新築してから3年以内の状況を教えてほしいです、って今から3年後なんて覚えてないかw

 

 

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