たくさん悩んで新昭和

ウィザースホームで新築(2013年12月完成)しました。家づくりのことたくさん書いてます。

カミさんは憧れの人

お題「夫婦の馴れ初めを教えて下さい。参考にしますので(笑)」

朝ドラ「舞い上がれ!」で舞と柏木がくっつくシーンを見て「色んな出会いがあるもんだな~」と感心していたら、今回の募集お題を見つけたわけです。少し読んでみると婚活、合コン、友人の紹介で一目惚れとか色々あって面白いです。私にとってもカミさんは特別な人というか、今のところネタ的にかぶる人がいないので、私のケースを書いておこうと思います。

 

カミさんは最初に務めた会社の先輩でした。私が入社して教育係になったのがカミさんで、そのまま二人三脚で3年近く仕事していました。

1年目はよく怒られていて怖い先輩でしたね~。2年目からは仕事を覚えてきて、3年目以降は仕事仲間として良い関係を築けていたんじゃないかなと思います。4年目になるまで一人の女性として見たことは無かったです。

カミさんは美人さんだったので一緒に仕事しているのが誇らしいというか、例えるなら身内に美人がいる感じでしょうか。お姉さん美人ですねとか、妹さん美人ですねと言われるのと同じような感覚で長らく過ごしていました。

当時のちばっしーには隣の部署に彼女がいたんですが、関係性が悪化していく過程をたまにカミさんへ相談していたように思います。結局彼女に振られて独り身になるんですが、その直後に会社を辞めるキッカケに出会ったわけです。

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個人的に心が揺さぶられる事件が続くんですが、ほぼ同時期にカミさんと急接近し出したように思います。当時の私からすればカミさんは高嶺の花というか、今思うとなぜ自分を選んだのかよく分からないわけです。

最初のキッカケは吉野家だったように思います。当時は青山一丁目吉野家が出店したばかりで連日賑わっていたんですが、カミさんが入店したことが無いという話しになって2人で食事しに行ったわけです。初めてカミさんと食事した場所が吉野家というのも何ですが、まるで自分が吉野家の店員になったかのように気をつかったのを覚えています。

その後は一緒にランチするようになって、ちばっしーの好きなお店を紹介する度にカミさん大喜びというか、お互い味覚がドンピシャだったように思います。

元はと言えば職場の先輩と後輩でしか無かったわけです。それが一緒にランチするようになって、いつの間にかちばっしーの将来の相談を聞いてもらう関係になっていきました。美女と野獣とまでは言わないですが、ちばっしーのポジションは「中の下」ですからね。中の下の分際で、美人で仕事が出来て近寄りがたい雰囲気で、それでいて聞き上手な人から励まされたり褒められたりしたら、その気になってしまいますよね。

今こうして振り返っても、当時のちばっしーにカミさんはモッタイナイというか、過去に恐る恐る聞いたことがあるんですが「世の中の女達は見る目が無いだけ」とか「ちばっしーは絶対大丈夫だから」とか言われて、少しでも当てはまるなら勘違いも出来るんですが「中の下」ですからね。まあピンと来ないわけです。

付き合うときの告白はちばっしーから言いました。当時はランチを食べたら散歩するのが日課でいつも青山墓地周辺をウロウロしていたんですが、ちょうど乃木将軍のお墓の前で告白したのを覚えています。

その後は2年同棲して結婚。カミさんは会社を辞めて専業主婦となるんですが、私が仕事を立ち上げたせいで収入が絶たれたわけです。今思うと楽観的すぎたというか、まさか軌道に乗るまで1年以上もかかるとは思っていませんでしたね。すぐにちばっしーの貯金が尽きて、カミさんの貯金を切り崩しながら食いつないでいた2004年頃がドン底だったように思います。

 

カミさんが20年前のちばっしーに何を見ていたか分かりませんが・・
その後は本当に成功していったというか、V字回復どころか、会社員では到底もらえないような収入を軽く超えていきました。

株に例えたら、ちばっしーは間違い無くボロ株だったわけです。誰も見向きもしないボロ株を、カミさんだけがテンバガーになることを見抜いていた感じでしょうか。

0~18歳まで一緒だった親からは「そんな仕事で食べていけるわけないだろ」と言われ、18~25歳まで一緒だった友人からは「その仕事はどうやって収入を得るの?」とか笑われていたわけです。

ちばっしーを深く知る全ての年代の人から否定されてきたのに、カミさんだけが違っていたというか、冗談抜きにちばっしー本人よりも、カミさんのほうがちばっしーを信じていたように思います。これは本当に説明つかないんですよね。

なのでこの家が新築出来たときは心の底から嬉しかったですね~。正直なところ、私は単身赴任しているので家はどうでも良いんですが、カミさんのテンションの高さは格別というか、カミさんへ良いプレゼントが出来たな~という手応えを感じたもんです。

カミさんは20年前の婚約時に何が見えていたのか、リアルに聞いてみたい気もしますが、「別に」とか「何も」などと答えられたらむなしいので、ここは特別なフラグがカミさんだけに見えていたんだろうと勝手に夢想しておくことにします。

 

職場結婚がベストかなと思う

色んな出会いはあるものの、私のケースからアドバイス出来る事と言えば、職場結婚が理想的かなと思います。仕事が全てでは無いんですが、仕事に取り組む姿から得られる情報は多いと思います。

仕事って大変ですからね。そこそこ追い込まれるし、職場でイレギュラーなことも起きるし、そうしたシチュエーションでどんなアクションを取るかというのはモロ性格が出ると思う。

それと仕事内容に愚痴の多い人は、残念ながら高い収入は見込めないでしょうね。収入を増やすには利他的に動くしかないので、かなり前向きな人でないとエネルギーが持続出来ないと思います。どんなにお利口さんでも、性格がネガティブなら大成出来ないのが世の常です。

それと私のような上下関係なら、一生リスペクトされると思います。カミさんが仕事していた期間は数年だけですが、その間に「仕事出来る人だな~」とか「カッコイイな~」など強い印象を残したわけです。そうすると何年経過しても「いつか認められたい」とか「一目置かれたい」という思いがずっと続くんです。結婚して何十年たっても役割的にはずっと後輩なんですよね。

ちょっとしたケンカでもちばっしーがすぐ折れるし、美味しいものを食べたときは先にカミさんの表情が気になるし、一緒に映画を見てもカミさんの感想が気になるという、ちばっしーの喜怒哀楽の「喜」と「楽」がカミさんそのものなんですよね。

なのでちばっしーが一人で過ごしているときの時間は灰色というか、単身赴任中の食事メニューは毎日一緒(栄養バランスと作る手間が高効率な食事)で一切外食もしないし娯楽も無いです。何もすることが無いなら、こうしてブログ書いていたほうがお金もかからなくてラッキーとさえ思っています。美味しい食事や娯楽は自分の楽しみというより、カミさん喜ぶ→その顔を見てちばっしーが喜ぶという図式が、遠い過去の吉野家のカウンターで出来上がっているわけです。

私と同じような夫婦関係があるのか分かりませんが、現在似たような環境にある人(職場の先輩に気になる人がいるor後輩が気になる人)が結婚すると、良好な関係を築きやすいんじゃないかと勝手に思ってます。

長々と書きましたが、参考にならなかったらすみません。