洗車用の雨水タンクを設置した2
雨水タンクを設置する前に結構大掛かりな準備作業があります。本来は簡単なんですが、私の場合は家の屋根ではなくカーポートの縦どいであること。別途フィルターを後付け品にしたことで難題が増えました。
市販されている雨水タンクなら取水器もホースも同封されています。家の縦どいにそのまま取り付けるなら、加工作業というのは縦どいのカット作業ぐらいなので簡単に取付け出来ると思います。
ちなみに一般的な雨水タンク取付け手順はというと・・
- 家の縦どい75mmを部分的にカットして取水器を噛ます
- 取水器へホースを接続する
- 雨水タンクを置いて、取水器からのホースと接続
という流れで取り付け出来ます。加工作業が少ないので簡単です。
今回ちばっしーが試しているのは・・
- カーポートの縦どい40mmを部分的にカット
- 取水フィルターの口径75mmを加工(入口を40mm、出口を32mm)
- 取水フィルターへホースを接続する
- 雨水タンクを置いて、取水フィルターからのホースと接続
難題は2番目で、後付けの取水フィルターの入口が75mm(一般的な家の縦どい用)なので、カーポートの縦どい40mmに合うよう加工しなければなりません。それと取水フィルターの出口も付属ホースと合うように加工しないと、雨水タンクへ流入する過程で漏れてしまいます。カーポートの細い縦どいから取水するという作戦が思いのほか難題を増やしました。
カーポートの縦どいから取水する難点
カーポートから取水する理由は、家の縦どいで失敗したら自分で修理出来ないなと判断したからです。カーポートだったら屋根も掃除出来るし、全てに手が届くのでメンテ出来そうに思えます。
しかし市販の雨水タンクのほとんどは家の縦どい(75mmの塩ビ管)を想定してるので、カーポートの細い縦どい40mmに取り付ける場合は加工が必要です。レインハーベストのオプションでカーポート用の細い配管への変換ソケットも売っていたんですが、我が家のカーポートには取り付け出来ませんでした。
私の場合は最初から別途フィルター(重力式雨水フィルター)を取り付けるつもりだったので、付属の取水口と変換ソケットは早々に諦めました。
作戦はカーポートの縦どいを途中でカットして、重力式雨水フィルターへつなげて、その先に雨水タンクをつなげていきます。
下の画像は重力式雨水フィルターが届いたばかりの状態です。カーポートの縦どい40mmに対してフィルターの取水口が75mmもあります。オーバーフロー用(大雨のときに濾過できずにあふれる逃げ道)の配管も75mmあるので、この辺をもう少し細く出来たらなーという感じです。
実際にフィルターを仮組みしてみるとかなりイメージが膨らみますね。カーポートの縦どいのどの部分をカットすれば良いか、この時点で答えが出ました。
フィルターの入口と出口の加工
まずはフィルターの取水口の加工です。75mmもある配管を細くしたいので、塩ビ異形ソケット(50mm→75mm)を購入してきて加工しました。既存の取水口と差し替える作戦にしました。
上の50mmのところに40mmの縦どいが入り、下の75mmのほうにフィルターが入るイメージです。右側にあるエルボはオーバーフロー用(大雨のときに濾過できずにあふれる逃げ道)で、左側の異形ソケットに穴を開けて接着する作戦です。穴あけはルーターでチュイーーンとやりました ↓
そして完成品がこちら ↓
そして加工した取水口をフィルター本体へ接着 ↓
とりあえず取水口が完成 ↓
続いてフィルターから雨水タンクへの経路も加工しました。レインハーベストに付属されていたホースの内径が32mmだったので、このフィルター本体の出口と合いませんでした。そこでまた異形ソケット(30mm→20mm)を購入してきて、内径を広げる等の加工してジョイント代わりにしました。
フィルターの出口にピッタリ入るようルーターで内径を広げました ↓
フィルター→ジョイント→ホースが無事取付け出来ました ↓
これにてフィルター本体を柱に取り付けられる準備が整いました。
カーポートの掃除
今回は念入りに掃除しました。まず屋根を掃除して・・
細かい隙間もゴシゴシして・・
縦どいも全て外します。外し方は簡単で樋バンドの輪っかの付け根を内側へしっかり押し込みます ↓
するとパカッと外れます ↓
ほとんどハメ込みになっているので少しゆするだけで外れます ↓
中をのぞくと真っ黒だったので ↓
色んなパイプブラシでゴシゴシすると ↓
めっちゃキレイになりました ↓
雨どいをカットする
レインハーベストにはノコギリカッターが付属されているので、それでギコギコやれば簡単にカット出来ますが、断面がガタガタになるので ↓
グラインダーで平らにして ↓
ヤスリでならしました ↓
これできれいな雨水を貯める準備が整いました。次回は実際の取付け作業になります。