たくさん悩んで新昭和

ウィザースホームで新築(2013年12月完成)しました。家づくりのことたくさん書いてます。

全館浄水器ビューターにして本当に良かった

全館浄水器(セントラル浄水)のフィルターを交換しました。交換したのは4ヶ月前ですがようやくブログにUP出来るというか、書き始めれば文字が山のように降りてくるのでスラスラ書けるんですが、仕事を中断する最初のアクションが難しいですね。新築した頃はワクワク感だけで爆走出来たんですが、今は純粋にこれから家を購入しようと思ってる人へエールを送る気持ちで書いています。ちばっしーが得たささやかな知識が役に立ったら嬉しいなー。

さて、ビューターです。交換手順は長くなるので後日UPするとして、今回は全館浄水器というものを1年間使ってみた感想をまとめてみます。

 

1年間の汚れはハンパなかった

これがビューター本体、土間コンの中に埋没してます ↓

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左が1年使用したフィルター、右が新品 ↓

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拡大してみる ↓

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濡れたら色変わるんじゃないの?と思って濡らしてみたんですが、結果変わらず。1年間の汚れは見た目だけでもインパクト大です。

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フィルターを分解してみた

フィルターを包んでいる不織布は赤サビや汚れを吸着して、中の活性炭層が残留塩素・カルキ臭・カビ臭・トリハロメタン・農薬等をろ過する構造になっています。周りの不織布はハサミで簡単に切れます。中身はぶ厚い活性炭層になってます ↓

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活性炭は2種類使われていて目の粗い粗いヤシガラ活性炭と目の細かい繊維状活性炭のコンビになっています。ヤシガラ活性炭層では不純物をキャッチして繊維状活性炭層では時間をかけてろ過するようになってるとのこと ↓

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濡れるとずっしりと重くなります ↓

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ちなみに活性炭に直接お湯は流せないみたいです。お湯を流すと吸着した物質を放出してしまうとか何とか・・。全館浄水は(給湯器の手前、元栓)に設置するため、お湯も浄水可能になっています。

 

残留塩素は簡単にチェックできる

鈴研という会社から「残留塩素計用DPD錠剤試薬」が売られていて50錠も入って600円ぐらいで売ってます。これを水に溶かすだけで簡単に水質検査が出来るようになっています。

中身は飲み薬のように見えます。これを水道水に溶かしてピンク色に変わったら残留塩素があるよ、ということになります ↓

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東京で借りてるマンションの水道水にDPD錠投入してみます ↓

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錠剤はすぐ溶けてピンク色に変色!

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もう完全にピンク色ですね ↓

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後で説明書読んだら「水道水10mlに対してDPD錠を1錠入れる。色の濃さで塩素濃度を判定」とあります。いつも適当に検査してますね。今回の実験では50ml以上あるのに充分ピンク色に見えるので江東区の塩素濃度はそこそこ高いんじゃないの?という感じです。

ちなみに自宅ではどこで検査しても無色透明なのでツマラナイです 。自宅では1年に1回、事務所では3ヶ月に1回(キッチンとシャワーヘッド)検査してます。お手軽なのでこれはオススメ出来ますね。

 

全館浄水を1年間使った感想

そもそも水なので劇的な変化を感じにくいんですが、家中の全ての蛇口からおいしくてやさしい水が出てきます。

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以前から流し台だけには浄水器付けていたので、最も変化を感じられるのは風呂とトイレになるんですが、お風呂のお湯もウォシュレットのお湯もやわらかいというか、低刺激なのは間違いないです。全館浄水にして良かったー!というより、脱塩素が出来てホッとしたというのが素直な気持ちです。

ちなみにちばっしーはあれだけ悩んでいた抜け毛が治りました。実はこれ他に主要原因があるんですが「浄水のお風呂」もかなりの援護射撃になってくれたと思います。抜け毛には色んな原因があるというか、すぐAGAとか育毛剤とかに走りやすいんですが実は単なる病気だったということも多いと思う。高い育毛剤とか買わなくて良かったです。皮膚科の塗り薬で簡単に治ったというか、これだけでも有益な記事書けそうな気がします。

1年経過して素直に感じたことはやっぱこれですね ↓

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この汚れた水を浴びなくて良かったな、ということ。キッチンだけ浄水器という家庭も多いと思いますが、シャワー15分浴びるのと1リットルの水道水を飲む量は一緒みたいです。

実は塩素の吸収率って身体ごとに異なっていて陰嚢100%・耳管46.5%・額36.3%・頭皮32.1%・手のひら11.8%・腕8.6%という研究結果もあります。陰嚢は性器ですね。手のひらの皮はぶ厚いことを考えると性器は吸収しやすそうにも思えます。ウォシュレットは想像以上にやばいかもw

じゃあ塩素(強力な殺菌力のある毒?)が身体にとってどんな悪影響があるの?となるんですが具体的には良く分からないわけです。毎日お風呂に入るようになったのは数十年、ウォシュレットの歴史もまだ浅いですね。ハッキリしてることは日本の水道水は世界的に残留塩素が高いこと、アトピー患者の比率も世界NO1であるということなので、殺菌しまくって感染症は減ったけど肌トラブルで悩むは人は増えたよね、という感じでしょうか。

人の免疫力には差があるので「入浴後もアブラギッシュなんだけど」という人は何も心配することないんですが、皮膚がヒリヒリするとか痒いという人には打ってつけだと思います。肌のお手入れにお金と時間をかけるんだったら、風呂やトイレの水に気を使ったほうが手っ取り早いです。

 

全館浄水に興味のある人は、浄水シャワーヘッドから始めよう

ビューターは古い家やマンションにも付けられます。今は交換タイプの浄水シャワーヘッドもたくさん売ってるので、まずは浄水シャワーにして「これは良い!」となったら全館浄水を導入するのが確実な方法だと思います。

水は生活の中でも要になるので他を節約してでも積極的に投資したほうが良いです。ビューター本体は13万円、フィルターは1年に1回17,280円はとても安いと思う。ユーザー車検にするだけでフィルター2年分が浮きますね。

今まで高いお金を出して化粧品や育毛剤購入していながらイマイチな結果しか得られてないという人は、水質改善によって抜本的解決につながるかもしれないし、早いうちに手を打てばシワや抜け毛を防いで、子供がアトピーになる確率を減らせるかもしれないという、夢のような生活が待ってるかもしれません。